心のオアシス故郷
限りなく尽くして、それでもなお
海のように日ごとに満ちてくるもの、
それが母の愛情です
当社の創業者である竹森要が、
生い立ちから白井工場が完成するまでの出来事を
ポツリポツリと語ったエッセイ集です。
お時間のある方はどうぞご覧になって下さい。
限りなく尽くして、それでもなお
海のように日ごとに満ちてくるもの、
それが母の愛情です
子供は父の背中を見て育つと言います。
父親の背中には
故郷の川のような穏やかさがあります
みんないつかその想い出の川に帰ります
人間誰でも何度か自分の人生を振り返ることがあります。
そしてこの先どうなるかと考えます
人間知りたいと思う心があればどんな所でも学ぶ事ができます
しかし、幾ら教えてもらっても
自分から気付かなければ無に等しいのです
明るい陽の光、海の香りをくるんだ空気、
青い海と山に囲まれた環境で育ち、
友と海で泳ぎ
山野を駆け回って遊んだ少年時代の想い出は
心を和ませてくれます
若い時は何でも経験です
失敗は成功の基(母)です
失敗なんか恐れず幾らでもすればいいのです
そのかわり何事も一生懸命にやることです
何事も争わず足るを知り、調和することです
調和は人間が持っている一番平和な心です
人には感謝の心で接しなさい
一番大切なことは人の痛みが理解できる人間になることです
先人を尊び、
恩人には感謝の心を忘れないことです
入り船あれば出船もあります
この扉を開く人間には同じ考えを持つ人に出会うとき、
語らずとも魂の交流する時があります
その瞬間は魂が震えるくらいの感動が襲ってくるものです
案じるより念じることです
玉は磨かなければ宝となりません
走らんと欲せば先ず転ぶ事を学びなさい
この扉を開く人間は過去があるから未来があるのです
時は慌しく過ぎ去っていきます
旅に出なさい
旅は全ての出会いに至る扉です
男は一生の内に何度か
命を賭けた決断を迫られる出来事があります
人との出会いを大切に、
多くの人を知ることは大きな人的財産です
人はそれぞれに悩みを持ち、悩みの中で生きています
この扉を開く厳しい所をくぐりぬ抜けると人間強くなり、
強くなると人は優しくなると言います
人には昨日の泪があり、
明日への微笑みがあります
人を愛し、人と戯れば英知を得られます
この扉を開く人に信頼され何事かを引き受ける場合、
あるいは事を決めるに当たっても
それなりのリスクと責任を背負うことを前提で
受諾しなければいけません
人生は後悔の繰り返し、後悔もしますが満足もします
この扉を開く人は誰でも道に迷い、傷つき、悩み、
絶望の淵からやがて立ち直り成長していくものです
希望がなければ耐えては行けません。
行く道もみつかりません。
人は夢があるから生きられます。
夢があるから強くもなれます。
大切なことは他人に敬意を払い、
自分に誇りを持って生きることです。